再生医療を学ぶ

UpCellが夏休み高校生対象特別実習「再生医療を学ぶ」の実習教材として使用されました。

秋田大学ひらめき☆ときめきサイエンス

2008年8月2日(土) 秋田大学・独立行政法人日本学術振興会主催

実習風景その1
実習風景その1
杉山教授の説明に熱心に
耳を傾ける高校生たち
実習風景その2
実習風景その2
細胞シートをゲル上に
トランスファーしている高校生と
心配そうにのぞき込む先生方
実習風景その3
実習風景その3
うまく細胞シートが剥離できて
満面の笑みの高校生

秋田大学 医学部 構造機能医学講座 分子機能学分野 杉山俊博教授のもと高校生を対象として「人の体はどこまで再生されるのか?」と題した再生医療に関する夏休み特別実習が開催されました。

秋田や遠くは八戸からも熱心な高校生ら総勢25名が秋田大学医学部本道キャンパスに集まりました。午前中は杉山先生による、発生学の基礎からiPS細胞を使った最新の再生医療までの講演が行われ、午後から実習が行われました。

患者本人の細胞を使うため、拒絶反応が起こりにくく、細胞の機能・構造を保持したまま培養皿UpCellから回収できる「細胞シート」。実際の再生医療の現場で使用されている細胞シートに触れてみることを目的に実習は行われました。

5人ごとの班に分かれ、各班に培養済みのUpCell試料が2枚ずつ手渡されました。実習担当の小代田(こよた)宗一講師がお手本で1枚剥離を行いました。細胞をクリスタルバイオレットで染色し、温度処理によって細胞が剥がれていく様子を観察しました。細胞シート支持体のCellShifterを用いて剥離回収後、移植用の臓器に見立てたア クリルアミドゲル上に、トランスファーしました。剥離する際、細胞シートに穴が空いてしまった高校生もいましたが、全員無事に細胞シートを剥離・トランスファーすることができました。

「細胞シートが破れてしまわないように回収することころがとても難しかった。人に実際に移植するってすごいと思う。」と控えめに語る男子高校生や、「途中、破れたかなと思ったけど、うまくできました!」と満面の笑みを見せてくれた女子高校生など反応は様々でした。小代田先生は「私は一回目では成功せず、何回かチャレンジしました。高校生の皆さんが一回目でうまくできるかどうか不安でしたが、全員うまくできてよかったです!」とこちらも素敵な笑顔をみせていただきました。

他にはラットの肝臓再生の肝切除やホルマリン浸けした肝臓を観察したり、プラナリアをメスで分割してその再生能力をみたりと内容盛り沢山でした。ラットの肝切除では、全員が黙祷を捧げ、この実習で犠牲になる一匹のラットから、「なぜ動物実験が必要なのか」、「無駄にしないためにはどうしたらいいか」といったことについて高校生たちは学ぶ機会になったのではないでしょうか。

最後は修了式が行われ、杉山先生から高校生1人1人に「未来博士号」の授与が行われました。将来博士になるかもしれない、キラキラした可能性をもった高校生たちへの授与式でした。

最先端の知識や技術だけでなく、それらの技術が成り立つための犠牲となった小さな命についても学ぶよい夏休みの体験になったのではないでしょうか。

セルシードでは将来のバイオテクノロジーを担う学生たちを応援しています。
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